アメリカの学校では教科書は借り物です。
今から25年ほど前のテネシー州の公立小学校の話ですが、初めて学校に言った時には驚きました。
English(文法)、Spelling(単語)、Math(算数)など、すべての教科書がハードカバーで、5~6年は使われると思います。表紙の後ろの保有者の名前をかく欄があり、その本の歴代の保有者の名前が書いてあります。
そのため新学期の最初の宿題は、教科書のカバーを作ることです。
普段は宿題のある時だけ教科書を持って帰るのですが、新学期の初めはたくさんの教科書を持って帰る必要があり、とっても重かったのを記憶しています(^_^;)
教科書カバーの材料は買い物袋(厚い茶紙)。
表紙には子供たちが思い思いにデザインを施します。
私は当時、文字が飛び出てくるような立体的なデザインを好んでいました(^^)v
そういえば、数少ない日本人のお姉さんが使ってた教科書にあたったことがあります。子供ながらに「世間は狭いなぁ」なんて思ったりしました。
日本人からすると、使い古しの教科書なんて、なんて思うかもしれませんが、ものを大切に使うと言う精神が養われていいと思います。
日本の場合、どうせその学年が終わったら本棚の肥やしになる教科書です。落書きし放題だし、大切に使おうという精神は育たないでしょう。
そのせいか、日本の場合図書館にある本はぼろぼろなものが多い気がしますが、アメリカの図書館の本はきれいなものが多いですね。
日本のように毎年無駄に税金を使って教科書を刷って配るのもいいですが、こんなアメリカの教科書貸出制度を取り入れるのもいいのではないでしょうか。
って、今でも教科書は貸し出しなんでしょうか?ご存知の方、教えてください<(_ _)>
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