2009年4月22日水曜日

アメリカの少年野球はビジネスも習う

アメリカ少年野球シリーズ第2弾です。

前回「アメリカの少年野球は楽しむこととビジネスを学べる」ではアメリカ少年野球の"ベースボール"の部分に焦点を当てましたが、今回は"ビジネス"です。

日本の少年野球チームに入ると、まずはユニホームを買うことになるでしょう。グローブは持っていてもチームのユニホームは新調する必要がありますからね。

これがけっこうなお値段がして「せっかく入ったんだから」という
やめにくさを演出することにもなっていたりします(-_-;)

一方アメリカの少年野球ではユニホームを買いません。どうするかというと・・・


なんと自分たちで稼いで、そしてスポンサーから支給してもらいます。そう、選手たちが自分たちで稼ぐんです(@_@;)
こう書くと大層な事をしてそうですが、実はよく出来上がった仕組みができています。
まず選手は20本入りくらいのチョコレートバーを仕入れます。仕入れ量は最低数が決まっているので、必ずいくらかは仕入れる必要があります。ある意味これが少年野球の参加料といえます。
仕入れたチョコレートバーは、近所だったり学校だったりで売ることができます。売り歩きやすいようにケースには取っ手がついてたりします(^^♪。
つまり、仕入れた分を全て完売すれば、少年野球の参加料は無料となります。
また、仕入れ量によっては報奨制度があって、20本仕入れたらボール1個、50本だったらバット1本といったようなインセンティブもあります。ここが少年たちのやる気になります。
でも問題はどこで売るかです。
まず学校は売り手がたくさんいるので、なかなか商売になりません(-_-;)。
一番売りやすいのはご近所です。近所のお宅を訪問し買ってもらいます。私もご近所訪問販売をよくやりましたが、売れる数はたかが知れています(T_T)
結局は自分で食べたり、親が会社で売ってくれたりします。
なかなか全てを完売するのは難しいですが、自分の売れるところ(市場)をきちんと把握し仕入れ量を調整したり、多く売ったら(仕入れたら)インセンティブがもらえるというのは、ビジネスの基本ですよね(^^♪
このように、単なる少年野球でもマネーセンスを磨かせるあたりがアメリカのすごいところです。
ちなみにこれは25年前のテネシー州レバノン市近辺のリトルリーグの話です。今もこのような仕組みが残っているのかわかりません。誰か教えてくださいな。

0 コメント: