お財布には10ドル札と、小銭がたくさんあるが83セントはない。
この時、日本人ならすかさず
「10ドル33セントだせば、お釣りが2ドル50セントになるので小銭の数が減る(^o^)/」
なんて思ってしまいますが(思いません?私は思います)、アメリカではコレが通用しません(^_^;)
理由はアメリカ人のお釣りの渡し方が日本とは異なるからです。
アメリカ人は、特にスーパーのレジなどでは、お釣りを加算方式で返却します。
具体的に説明すると、先程の例の場合
- 商品の合計金額が7ドル83セント
- これに27セント加えて全体で8ドルにする
- 次に1ドル札を1枚、2枚とだして9ドル、10ドルとカウント
とする。つまり、
「お客さんに渡した商品とお釣りの合計が、支払ったお金と一致するでしょ?」
という概念でおつりを渡すのだ。なので商品合計金額とお釣りを合わせるとピッタリ、というほうがしっくりくる計算の仕方なのだ。要するに、お店側がお客に渡す資産(商品とお釣り)に着目しているので、そこが切りのいい数字のほうがわかりやすいのだ。
コレに引き換え日本の場合、単純に差額を瞬時に計算できる人が多いく、お店とお客の間で動くお金だけに注目している。商品自体の価値はその中に含まれていない。よって差額がピッタリになるように計算するというわけだ。
日本の場合、国民全体の教育水準が高いので、スーパーのレジ打ちのバイト学生やパートのおばちゃんでもこういう計算がパッとできるのだと思う。
アメリカも教育水神は高いが、それはあくまで中流階級以上。
ということで、アメリカでは小銭が溜まるのを覚悟し、支払い時に小銭は使わずに札だけで支払うようにしよう。
2 コメント:
こんにちは。初めて覗かせてもらいました、在米3年目に入ったものです。
「そうそう!」とか、「何となく感じてたけど、やっぱりそうなんだ!」という話が多くて楽しく拝見しました。
このお釣りに関する話ですが、今でもそうなのでしょうか? 私が渡米する前は、アメリカ帰りの人からそのような話を聞いていました。でも実際にこちらに来て見ると、大抵のお店にはレジ打ちの機械があるので、現金でいくらを出しても結局機械で引き算され、店によっては小銭は機械的にザーッと出てくるところまであるので、嫌な顔をされたこともありませんし、小銭を日本的に払って困ったことはありません。小銭溜まるのがすごく嫌いですから。
…って、大抵はカードなので小銭の心配もないのですが。
iaさん、こんにちは。
そうですね。受け取ってくれるところも多いですが、何度か普通のスーパーやガソリンスタンドのコンビニとかで「?」という顔をされたことがあります。
1度は「間違えてますよ」と小銭部分を返されたりしたこともあります。
心の中では「いいからそのままレジ通してよ」と思いましたが、説明が面倒だったので従いましたけど(^_^;)
私も極力カード払いにしてました。それでも小銭が溜まりまくりましたけど。
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